木質系断熱材『セルロースファイバー』
フィールフォレストでは、断熱材に『セルロースファイバー』を採用しております。
『セルロースファイバー』とは、新聞紙を主原料とした、断熱性はもちろん、調湿性、吸音・防音性、難燃性、防虫効果に優れたエコ断熱材です。
今のこの梅雨の時期は、特に調湿性の効果が分かりやすく体感できます。
室内における快適な湿度は40~60%とされていますが、モデルハウスではこの時期、エアコンや除湿器を使うことなく、1日を通して55%前後です。
セルロースファイバーの木質系繊維は、繊維の持つ空気胞に湿気を蓄える作用があります。湿度が高い時はその空気胞へ湿気が吸収され、湿度が低い時は逆に放出するといった木材と同様の吸放湿の作用をします。(繊維自体が濡れたり乾いたりするのではありません)
また、セルロースファイバーと同様に調湿性の高い塗り壁材や無垢フローリング材も採用していますので、相乗効果で快適な室内環境を保ってくれます。
ぜひ、モデルハウスにて体感してみてください!
セルロースファイバーは、家の中から外壁面と屋根面に沿って不織シートを張り、小さな穴からホース状のもので吹き込みます。
セルロースファイバー自体の自重で沈下しないよう、それに耐えられるまでの密度で、専門の職人さんが全体に“均一”に吹き込んでいきます。
コンセントボックスの裏や筋交のちょっとした隙間など、細かな箇所へも隙間のない確かな施工が可能なので、断熱性能を損なうことなく、住まいを快適な環境にしてくれます。
【 セルロースファイバーの特徴 】
調湿効果
木材同様、湿度が高い時には木質繊維内に湿気を蓄え、湿度が低くなると放湿します。
壁体内で作用が発揮されるので、構造体の腐れの原因となる結露を防ぎ、家の寿命も長くなります。
吸音・防音効果
繊維内にたくさんの空気胞を抱えているため、音のエネルギーを吸収してくれます。
また、高密度で充填するため防音性にも優れています。
難燃性
新聞紙を主原料としてしているためよく燃えるように思われますが、ホウ酸を添加しているため、炭化を促進し燃焼している物体からの有毒ガス発生をおさえます。(ホウ酸:熱が加わるとガラスと水になる)
万が一、火災が発生した場合も、水の放出作用が働き炎燃焼をおさえます。
実際に、ガスバーナーの火を近づけても表面を炭化するだけで、燃え広がりません!!
防虫効果
セルロースファイバーに添加されているホウ酸には、ゴキブリや白アリに効果があるとされています。
殺菌洗眼にも使用されているように、人体に対しては安全です!!