フィールフォレスト

無垢の木と自然素材でつくる家

木にふれるとぬくもりを感じたり、

優しい気持ちになったり。

”心地良い”、”リラックスできる”と感じるのには、

木の持つ性能や特性が関係しています。

木の持つ優れた性能や特性

癒し効果

森林浴をすると日常のストレスから解放され、とてもリラックスした良い気持ちになります。これは樹木の発生する芳香成分(フィトンチッド)の働きによるものです。フィトンチッドには人間の自律神経を安定させる作用があるといわれ、快適な睡眠をもたらすことも知られています。

消臭・脱臭

森林には動物の死骸や枯れた木があるにもかかわらず、悪臭がしません。これもフィトンチッドの効果によるもので、森林には空気を浄化したり、悪臭を消す働きがあるのです。木の持つこうした働きは、身近な生活臭にも効果的です。

調湿・抗菌・防虫

天然の木は伐採後も呼吸を続けます。湿気が多くなれば水蒸気を吸収し、乾燥すると内部の水分を水蒸気として空気中に放散します。この調湿作用は結露を防ぎ、これによってカビ・ダニ・細菌類の増殖を抑える効果があります。

断熱性能

木は断熱性能に優れた素材です。木の「熱伝導率」はコンクリートの12分の1。コンクリートの床は足元から冷えるのに対し、木の床がほんのり温かく感じるのはこのためです。また暑い夏にもベタつくことなくとても爽やかです。

健康・快適

外気温25~26℃の状況で、約10日間後木の箱のマウスが90%生存するのに対して、金属で半分、コンクリートでは4~5%の生存率だったという実験結果があります。(図参照)

また、木造の校舎とRC造の校舎で児童の心と体に与える影響を比較した研究データもあります。(下図参照)

例えば「眠さとだるさ」「注意集中の困難」といった精神疲労はコンクリートの方が大きく、インフルエンザによる学級閉鎖の割合は(コンクリートは)木造の3倍以上となっています。

※データは宮崎県木材利用技術センター所長有馬孝禮さんの実験結果を引用させていただいております。

「無垢材」と「集成材」について

無垢材とは、一本の木から切り出した、張り物ではない材のことです。

構造材は「適材適所」の考えから、土台にはヒノキ、柱はスギ、梁などの横架材にはベイマツを主に使用しています。

また、使用している構造材や床材はすべて乾燥無垢材を使用しています。

 

※乾燥無垢材とは

伐採したままの無垢材や、乾燥が不十分な無垢材は含水率が高く、反りや割れを生じてしまいます。十分に乾燥させた無垢材は反りや割れが生じず、時間の経過に応じて強度が増していきます。

 

集成材(板を接着剤で貼り合わせたもの)は、歴史が浅く健康への影響が否定できない為、当社では使用していません。

床板も、合板(薄い板を接着剤で貼り合わせたもの)に1㎜も無い化粧板を張り付けたものではなく、パインやオーク、スギなどの無垢材を使用しています。

「自然素材」と「新建材」について

昔から日本の家は、木・石・土・紙といった具合に、自然素材だけで造られてきました。100年を超えて現存する家も少なくありません。

一方、大量生産が容易で安価、品質も均一なことから、主に石油を原料とする化学建材や新建材が一気に普及しました。しかし、シックハウスの原因となったり、火災時に有毒ガスを発生させるなどの問題も指摘されています。

無垢の木や漆喰(しっくい)などの自然素材は、多少の収縮や割れなども起こりますが、体にやさしく、新建材にはない温かみがあり、年月と共に風合い(経年美)を増します。